まだ誰も知らない、山小屋についての話

早稲田大学天文同好会WAXA55期。現WAXA山小屋管理人。山小屋から考える「どう生きるか」を自分なりに発信できればいいなと思っています。

山小屋の管理人になっちゃいました!

「この瞬間、君が上司で私が部下になったからね。」

 

 新橋のワインバルで飲んでいた時はただの口約束かと思っていたが、後日送られてきたメールで漸く実感がわいた。

 

僕は山小屋が好きだ。だからこの人とサシで飲むことになった。だから他の天文サークルとの合同観測も山小屋でやったし、(実現はしなかったが)改装にも手を出した。どれもこれも好きだから出来たことだし何よりも

 

この日、山小屋の管理人となってしまった。

 

ブログでは何回か紹介はしているが、早稲田大学天文同好会WAXAは山小屋を所有している。今までは上のOBが行っていたが、その管理の仕事を自分が引き継ぐこととなった。

 

そのOBの方にお誘いを頂き、新橋で飲んでいたのだ。その時に引き継ぎの旨を伝えられた。

 

どんな仕事をするか?

 

今のところ引き継ぎは無いのでわからないが、敢えて自分の中では決めていない。ただ思い立ったら全てやる。維持に修繕に広報に…

 

トリッキーな事に手を出すわけではない。普段はぼんやりと考えて、形になったら行動する。

 

ちょうどその飲み会の一週間後に現役生に山小屋の話をする機会が訪れる。

 

緊張でなかなか言いたいことが纏まらなかったが、星空の写真を見せたらかなりの好評だったと思う。

 

電気、ガス、水道全てが通っていない。晴れれば満天の星空と出会えるが、今の時代にあまりにそぐわない小屋だ。

 

逆にインフラが揃って当たり前の時代だからこそ、そういった非日常の空間に憧れたりするものなのだろうか。

 

もちろん好みは人によって違うので万人受けする訳ではないが、それでもやはり

 

「良いものは必ず受け継がれる」

 

と勝手に考えている。ここで言う「良い」とは「都合が良い」という意味ではなく、要は人に与える影響が「良い」という意味である。

 

何が正解で、何が不正解であるというレールが取れ払われつつある今の時代だからこそ、淘汰されずに残るのはそういった「良い」ものであるはずである。

 

これはどこのサークルや企業でも同じだろう。

 

無論、受け継がれるにはそれ相応の努力は必要である。

 

具体的にいえば、実際に山小屋に連れていくだとか、SNSで発信するなどその手の地道なものである。

 

その努力の果てに、山小屋が少しでも良い経験と影響を与えてくれる存在になってくれるよう努めるのが管理人としての自分の役目である。

 

どれもこれも好きだから出来ることだ。

 

好きって凄いことなんだな。

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